禁煙
禁煙

「たばこはストレス解消になる」「少しだけなら大丈夫」と思っていませんか?
しかし、医学的には、たばこの煙に含まれる7000種類以上の化学物質が、時間をかけて肺や血管を傷つけることが分かっています。これがさまざまな病気の原因になります。
咳や痰が続き、息切れが増えます。長期的には慢性閉塞性肺疾患(COPD)に進行することも。
肺がんだけでなく、喉頭がん・胃がん・膀胱がんなど多くのがんに関係します。
ニコチンが血管を縮め、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中のリスクを高めます。
受動喫煙で、こどもや家族にも影響します(喘息・肺炎など)。
「今さらやめても遅いのでは?」と思う方も多いですが、体は禁煙直後から回復を始めます。
| 禁煙からの時間 | 体の変化 |
|---|---|
| 20分後 | 血圧と脈が正常に近づく |
| 8時間後 | 血中の酸素が増える |
| 1日後 | 心臓への負担が軽くなる |
| 3か月後 | 咳や息切れが減る |
| 1年後 | 心臓病のリスクが半分に |
| 10年後 | 肺がんのリスクが約半分に |
医療者も含めて誤解されやすい部分ですので、表にしました。肺に余分な化学物質を取り込まないに越したことはありません。
| 加熱式タバコ | 電子タバコ | |
|---|---|---|
| 仕組み | タバコ葉を加熱してニコチンを含むエアロゾルを発生させる | リキッド(液体)を加熱・霧化してエアロゾルを発生させる(タバコ葉不使用) |
| 主な成分 | ニコチン、グリセリン、プロピレングリコール、タバコ由来の有害物質 | プロピレングリコール、グリセリン、香料、ニコチン(※日本国内ではニコチン入りは未承認) |
| COPDへのリスク | 従来のタバコより有害物質は少ないとされるが、肺機能低下や全身性炎症のリスクがあり、COPDの発症・悪化に関与する可能性が高い | 気道炎症や酸化ストレスを誘発し、長期使用はCOPDやその他の呼吸器疾患の発症リスクを高めることが報告されている |
| ガイドラインの 推奨 |
禁煙補助手段としては推奨されず、従来のタバコと同様に健康被害のリスクがあるとして注意を促している | 禁煙ツールとしての有効性は議論があるが、非喫煙者の使用開始や若年層のニコチン依存への入り口(ゲートウェイ)となるリスクが強調されている |
ニコチンは脳に“吸いたくなる信号”を出させる物質です。ですから、「やめたいのにやめられない」は意志の問題ではありません。
禁煙外来では、医師やスタッフが一人ひとりに合わせてサポートします。
受診日以外の日も毎日サポートしてくれる禁煙アプリでの治療も可能です。
禁煙の最大の効果は、自分だけでなく家族を守れることです。
子どもの喘息症状が軽くなった、家庭の空気が変わった、と実感される方も多くいます。
まずは「相談だけ」でもかまいません。
一緒に、吸わない日常を取り戻していきましょう。
禁煙外来のご相談はお気軽にお問い合わせください。
TOP